2012年6月14日木曜日

複合材の世界的トレンド

ヨーロッパのイベント(JEC Paris)だったとしても、日本の扱いが淡白過ぎないかと思ったが、自分で昨年ドイツのAVK等を見て歩いた感覚からすると、寧ろ当然の様な気がしてしまった。(ちょっとタイムラグがあるのはご愛嬌)

「アジアの方は、生の材料の方によりフォーカスしているような....」だけである。

確かに、実際の工業生産に使えそうな特許の半分以上がヨーロッパで、オートメーションの進み方等を見て日本の現状と比べると確かに納得できる。レーシングカーの頭から全く切り替わってないというのが日本の現状だと思う。(例外はあります)

確かに、自動車を見据えての大量生産技術は今後益々重要になってくるのと考えられるのだが、Frédérique Mutelさんが言うように、現状ではEUが世界の製造技術をリードしていると言わざるを得ない。製造関係の特許数は全世界の52%がEUで、恐らく差は開く一方だと思う。至急対策が必要だろう。


米国:(航空産業関係の)仕様がどうのという話と、建設関係ばかりが(だから技術は生まれない??)
アジア(控えめに日本の事):前述

これが、外から見た比較的正直な感想ではないだろうか?

「炭素繊維作ってる」からとか、「B787の部品つくってる」から最先端という認識は何も有利な状況をもたらさないと思うので捨て去った方が良い時期が来ているのではないか?

このままでは、ドイツ車の方が日本車より安価で高性能な時代が来てしまう。



http://www.compositestoday.com/2012/06/global-trends-in-composites/

Frédérique Mutel President and CEO, JEC Group and Lars Lindstedt, Business Project Manager of Composite Machining, Sandvik Coromant

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