2019年12月11日水曜日

EV充電器

現在では、ガソリン車やディーゼル車など化石燃料で走る「化石車(FV: Fossile Vihecle) 」が、まだまだ主流です。しかし、今年のノーベル化学賞が示す様に、リチウムイオン電池の技術の発展が世界人類に最も貢献した科学技術の成果として広く認められており、その利用方法の中で最も期待されている用途が電気自動車(EV)です。

今年も各社から様々なEVが発表されましたが、この流れは来年も続いて行きそうです。実際、テスラのモデル3や日産のリーフなどは現実的に多くの方が購入を検討できる価格帯に入ってきていると言える状況です。今後は、益々選択肢が増えて行くことでしょう。

EVを導入すると多くの場合、家庭での充電が主になります。近頃のEVは概ね400km以上の航続距離があるので、通勤や買い物などが主体の一般的な走行距離の場合には、夜間の充電だけで必要量を十分に賄えます。そうすると充電は家での普通充電のみで済むので従来の化石車のようにガソリンスタンドに行くということがなくなります。これが、一番始めに感じるライフスタイルの変化でしょう。

弊社グループでも今後のEVの普及に向けて充電器設置事業を鋭意進めており、様々な要望を把握しより良いサービスが提供できるように日々研究しております。

AC200Vでの普通充電(3~10kW)からキュービクル不要の25kWのCHAdeMO充電器までの設置を検討される際は、是非、お気軽にお声がけ下さい。


設置具体例


2019年11月10日日曜日

停電監視装置(サービス)「電気ない蔵」


キュービクルなどの停電を検知して管理者にメールで通知する装置です。
  • 通知先は何件でも追加可能
  • クラウドを用いたシステムなので端末の故障と停電が無い状態を区別できる。
  • 安価で周辺機器との連携も容易
  • データが残るので、事後の検証が可能

簡易な遠隔監視装置しかない太陽光発電所の主任技術者さんからの「停電してもわからないから駆けつけられない。」という声から着想を得ました。従来の類似品と比べて非常に安価ですが、停電状態を確実に通知します。

2019年9月9日月曜日

強風の影響か 千葉のメガソーラー発電所で火災 ← 違います!電気で火を起こしてます。

「強風の影響か 千葉のメガソーラー発電所で火災」
https://times.abema.tv/posts/7018742

台風15号の影響で千葉県の山倉ダムで太陽光パネルの火災が起こりました。14:06現在では、まだ「消火のめどは立っていない」そうです。恐らく、今晩火は消えるでしょう。しかし、残念なことながら、明朝再度出火します。(夜の間に破損パネル・ストリングを撤去できれば別ですが、日中は大変危険です。)

何故、今回の様な火災が起こったのか?中々消えないのか?
ここでは理由を簡単に説明してみようと思います。この手の水上ソーラーの設備では、多くの場合、集中型のパワコン(セントラルインバーター)が使用されています。セントラルインバーターはパワコンの中でも比較的大容量の機種が多く、1台で数100kWから1MWの出力に対応します。今回の山倉ダムでは、発電所の規模から考えて500kWのパワコンであれば24台くらいが用いられているのではないかと考えます。500kWのパワコンへの入力に相当するパネルの枚数は2000枚を超える枚数になり、概ね14~20枚毎に直列のストリングを形成するので、これらのストリングを並列に接続すると、100~150個もの並列数になってしまいます。そのためこれらのストリングを一個ずつパワコンに接続するのは困難です。そこで、多くの場合、接続箱と呼ばれるフューズやブレーカーを内蔵した箱を用いてパワコンへの入力数を10系統以下程度まで落としてから太いケーブルでパワコンに接続するという方法が一般的に取られています。

この様な構成の場合、パワコンや接続箱には電流を遮断する仕組みがあるのですが、接続箱からパネル側には何もありません。その結果、集電箱よりもパネル側で配線の切断や漏電が起こった場合には、根本原因であるパネルからの発電が止まらない限り、パネルからの電力で火災が起こり続けることになります。水上ソーラーの場合、切れた配線の漏電経路に樹脂製のフロートがあるため、消火するのは簡単ではありません。報道の写真は消防車から放水している様子が写っていましたが、実は水が導体になって火災を引き起こしているのです。先程も申しましたが、恐らく夜には消火します。しかし、のんびりしていると朝には再度出火しますし、危険なので夜まで撤去作業に着手できません。報道の消火シーンを見る限り、事業者からの適切なアドバイスが消防に伝わってはいないようですから、明日も要注意です。

実は、水上や金属屋根の様に電気を流す性質の場所に太陽光パネルを設置するのには注意が必要です。火災の際の延焼防止や安全な撤去作業をどの様に担保するのかも重要です。現状、この問題に対する有力な解としてもパネル毎の出力を最低限の安全レベルに抑制する安全装置を設置し、万が一の事故の際にも安全に消火や撤去作業できるようにすることがあります。このような安全装置を用いた太陽光発電システムは一部のメーカーに限られてはいますが、既に米国の市場ではNo.1になっていて広く受け入れられております。このような災害が起こる度にという側面はありますが、この機に漏電事故のリスク低減にかんしてもキチンと考えたほうが良いと思います。

燃えたり漏電したりさえしなければ修理・復旧も比較的簡単なので、水上ソーラー自体は良いものだとは思います。

本件事故の当事者を含めて、漏電事故のリスクの低減を検討される場合には、是非、ご連絡下さい。

2019年8月27日火曜日

太陽光パネルからの反射に関して

太陽光パネルには反射防止コーティングがなされているために、反射光はある程度抑制されます。それでも、一定の割合で反射が起こり、直接見ると眩しいということになります。ただし、反射光の強度は直射日光と比べて遥かに弱いのと、反射方向が時々刻々変化する為に、それだけで室内の温度を大幅に上げるなどということは考えられません。

とは言え「どちら向きに反射するのか?」「近隣の迷惑にならないのか?」ということは非常に気になるところです。下のグラフに具体例として埼玉県付近に傾斜角15°でパネルを設置した場合の反射光の方向を示します。これを見ると、仰角が大きい場合には反射光は天空に逃げるので、パネルが真南を向いている場合には殆ど真西と真東への反射だけが気になるということがわかると思います。

反射光の向きは予め予想できるので、必要に応じて遮蔽物や植栽などで対応することも容易です。キチンとした説明ができない為に意味のない対策を行って問題を拗らせたり、裁判にまでなっても良いことはありません。実害が無い、または容易に回避可能であることを示す事で不要な裁判費用などをかけない様にしたいものです。



2019年7月25日木曜日

夏場の駆け付け

ぼちぼち全国的に梅雨が明けて夏らしい天候になって参りました。
皆様も熱中症などにならないように、こまめに水分補給をする様に気を付けて下さい。

この季節になると、夕立など局所的な集中豪雨や雷の被害も多くなって参ります。実は、今朝も1件落雷により停止した設備の再起動に出動致しました。

太陽光発電所のオーナーは必ずしも発電所のそばに住んでいるとは限りません。また、高圧とは異なり、低圧の場合には近場にお住まいの電気主任技術者に管理を委託している訳でもございません。そうなると、故障を伴わない設備の停止でも、毎回、自分で現地まで赴かないといけないことになってしまいます。

そのまま再起動できる小さなトラブルから、本格的な修理まで含めて私達に任せて頂ければ駆け付け回数は無制限で対応させて頂きます。

是非、太陽光発電所のメンテナンスは弊社にご用命下さい。
現場カメラで撮影した栃木県某所の発電所
自社開発のクラウドを利用した遠隔カメラにより、低コストで発電所の状況を長期間記録することができます。




株式会社I-S3
370-0831 群馬県高崎市あら町129-1 3F
TEL/FAX: 027-381-6583
s_masuda@i-s3.com

2019年6月24日月曜日

草刈り予約受付中!

梅雨に入って草木も旺盛に成長する季節になって参りました。既に一度草刈りをした現場でも、もう一度草刈りが必要になっているのではないでしょうか?弊社では年2回の草刈りを推奨しております。一回目の草刈は4~5月、二回目は7~10月をお勧めしております。草が伸びる前に、早めの予約をお勧め致します。先ずは、お気軽に電話またはメールでご連絡下さい。


草刈り前
草刈り後



 




 価格は低圧1区画 30,000円 〜 80,000円
(パネル設置枚数や同時作業可能な現場の有無による)
 近隣の農地などの問題がない場合は除草剤散布も可能です。

電気や太陽光発電専門業者以外の草刈りによってケーブルの切断やパネルの損壊などの事象が多発しております。切断事故後に弊社などに連絡が来て、改めて修理するという流れになるので余計な費用や売電機会の損失に繋がっています。太陽光発電所の草刈りは是非、専門業者へご依頼下さい。万が一の際にも責任を持って迅速に修理交換を行います。同時に草刈り作業時に設備の目視点検も行います。(本格的な点検は内容により別途料金がかかります。弊社メンテナンスパックにご加入の場合は追加料金は発生致しません。)



平成29年4月1日より太陽光発電所のメンテナンスとフェンスの設置が義務化されております。既存案件に関してもフェンス設置の義務が加わっておりますので注意が必要です。放置すると認定取り消しなどの罰則が適用される恐れもあるので早めの対応が大切です。

特に50kW以下の低圧の発電所ではその点を見落とされる方が多いのでご注意下さい。

メンテナンスに関する相談、フェンス設置のお見積に関しては、いつでもお気軽にご一報下さい。群馬近県(埼玉、栃木、茨城、福島、長野など)が対応エリアです。


株式会社I-S3
370-0831 群馬県高崎市あら町129-1 3F
TEL/FAX: 027-381-6583
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2019年6月21日金曜日

出力制御装置の取り付け:東北電力管内

東北電力より出力制御装置の取り付けに関する案内が届いたのではないでしょうか?
弊社では、東北全域で制御装置の取り付けを承ります。発電所所在地、パワコンの種類、台数、インターネット接続の有無を連絡頂ければ、制御装置設置のサポートを致します。先ずは、お気軽に連絡下さい。

今回の件で、案内が届いた場合には制御装置を取り付けたり、パワコンを交換したりしなければなりません。先ずは、どの様な装置を取り付ける必要があるか確認する必要がございます。相談は無料です。必ず必要なことですので忘れずに対応して下さいね。

今回の交換は同時多発的に案件数も多いので、物品代は別途ですが格安の交換費用で対応させて頂きます。

株式会社I-S3
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2019年6月15日土曜日

広域落雷データ

夏場には落雷により太陽光発電所が被害を受けることも多いです。

多くの場合、修理の際には保険を用います。そのために落雷証明書などを入手することもあると思います。明らかに落雷が有ったという確信がある場合は良いのですが、不明な場合や原因調査の途中の場合等、有料の証明書の入手がためらわれる場合も少なくありません。

我々は本年の5月以降毎日の全国の広域落雷情報の保存を始めました。これにより故障原因の推定、落雷証明書の手配、保険手続きのサポートなども迅速に行える様になると期待されます。

2019年6月11日火曜日

太陽光パネルの北側設置

野立ての太陽光発電所であれば、パネルの設置可能枚数と発電効率を検討して設置角度を自由に決定することができます。ところが屋根の場合には、現実の屋根の傾斜角度に合わせなければりません。また、実際の屋根は全て理想的な南向きだけではなく、北向きも含めて色々な方向を向いていることがあります。

従来の太陽光発電システムでは、同一のパワコン(またはMPPT)に繋がっているストリングの発電状況を揃えてやる必要があり、発電状況が異なると悪い条件のストリングに足を引っ張られて発電量が上がらなくなるという問題がありました。この問題を解決する手段として近年、パネル毎やストリング毎にオプティマイザーという電力をそれぞれの場所で最適化する装置を設置する方法が一般化して来ました。(マルチストリングパワコン含む)

オプティマイザーを用いると個々のパネルやストリングの発電条件の違いを気にしなくても良くなるので、設計の自由度が大きくなります。これにより住宅などでは屋根の北側への設置も検討できる様になります。北側のパネルの発電量は南側よりは少ないですが、他の足を引っ張ることはないので、ある程度の発電が見込めれば設置する方が有利ということになります。






上のグラフは実際に4寸勾配(約20°)の南北屋根にパネルを設置した場合の例です。グラフは週毎の発電量を示しています。冬場には北側のパネルの発電量は南側の半分以下ですが、夏になると南側と遜色ない発電量が得られることがわかります。

今後の住宅太陽光は自家消費が中心になりますので、少しでも多くの発電量を確保する意味でも積極的に屋根の北側も利用して行こうと考えております。



2019年6月10日月曜日

遠隔監視装置への避雷器(SPD)の設置に関して

太陽光発電所は屋外にあり面積も広いので落雷の影響を受けやすいです。その為、設備本体はもちろん、遠隔監視(モニタリング)装置にも避雷器の設置が望ましいです。多くの場合、避雷器はオプションになっているので、実際には設置していないお客様も多いのが実情です。

弊社のある群馬県は非常に雷が多いことで有名ですので、弊社としては基本的に全てのお客様に監視装置への避雷対策をお勧めしております。ただ、その為に初期の機器コストが若干上がってしまうこともあり受注を逃すこともあります。それでも、荒天の直後などに弊社取引先を含めた遠隔監視システムプロバイダーに電話が繋がりにくくなる現状を鑑みるとやはり避雷対策は必須なんだと確信することろです。

因みに、監視装置本体の故障でも落雷は保証対象外ですので、機器の交換には実費負担が必要です。避雷器を含まない監視装置本体の価格は20万円程度と比較的高額ですので、壊れるリスクを考えると避雷器の設置を強くお勧め致します。


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2019年4月26日金曜日

過積載の太陽光発電設備って実際どのくらい発電するの?

パネルの過積載が有利だという話はよく聞かれると思います。しかし、実際にどのくらい有利なのか?シミュレーションはあるけど実際にどうなのか?プロでも推進派と懐疑派がいるようだ?どこまでの過積載すべきなのか?プロでも根拠なく勝手に自主規制ラインを設けている人もいたりして興味深いです。

ここでは、実際に運転開始から1年以上経過した設備の実績値を紹介致します。
紹介するのは茨城県笠間市のDC97.2kWの低圧設備です。パワコン・オプティマイザーはソーラーエッジ製です。

期間 :2018/04/01/~2019/03/31
DC  97.2kWp
積載率 :196%
発電量:108904.636kWh
FIT売電換算
  27円:294万円
  24円:263万円
  21円:229万円
  18円:196万円
  14円:152万円

設置場所や日照条件にもよりますが、14円でも比較的稼げるという印象です。
上記と同様の設備を作る場合、概ね300坪くらいの土地があれば大丈夫です。



2019年4月16日火曜日

大型パワコンでも気軽にオプティマイザー

太陽光発電では当然ながら、なるべく影がかからない方が有利です。しかしながら、現実には限られた面積のなかで投資効果が最大になるように設計を行いますので、若干の影の影響は許容するしかありません。
とは言え、パネルのやストリングの一部分が影になると、影になった部分の発電が少なくなるだけではなく、同じMPPTに接続された健全なストリングの足も引っ張ってしまうので、総発電量に意外と大きな影響を与えてしまいます。
最近では、このような影響を少なくする小型パワコンや複数のMPPTを搭載したパワコンを用いることが多くなっています。また、同様のことをオプティマイザーを用いて、よりきめ細かにモジュールレベルで実現しているものもあります。
一方、大型のセントラルインバーターを用いた場合には、イニシャルコストを低く抑えられるという大きなメリットがある一方、多くのストリングがまとめて接続されているので、発電量全体に影の影響がかかってしまうと言う問題があります。
この問題を解決する方法として、オプティマイザーを導入してストリング単位で最適化することが有効ですが、従来のオプティマイザーではパワコンに接続される全てのストリングにオプティマイザーを接続しなければならなかった為に、どうしても投資額が大きくなってしまうという問題がありました。
今回、紹介するPVブースタSシリーズはPCSの設定は不要で、影のかかるストリングのみに設置すれば良いので、従来よりも簡単にオプティマイザーのメリットを享受できます。



https://www.i-s3.com/pvb.html
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2019年4月2日火曜日

データ解析サービス:Huawei(ファーウェイ)製のスマートロガーをお持ちの方

Huawei製のパワコンとスマートロガー(SmartLogger1000等)を併せてお使いの方も多いのではないでしょうか?このスマートロガーは簡易webサーバーの機能を備えており、ロガーをインターネットに接続することで外部から太陽光発電所のデータを簡単に確認することができます。但し、備え付けの機能だけでは見られるデータに限りがあり、保守管理を行う上で必ずしも十分ではないかもしれません。

実は、当該スマートロガーには各PCSの5分毎のストリングデータを始めとした詳細データをダウンロードする機能があり、必要に応じてデータを解析することが可能です。

得られるデータは以下の通りです。(データは約8600行あります。)

Upv1(V),Upv2(V),Upv3(V),Upv4(V),Upv5(V),Upv6(V),Ipv1(A),Ipv2(A),Ipv3(A),Ipv4(A),Ipv5(A),Ipv6(A),Uac1(V),Uac2(V),Uac3(V),Iac1(A),Iac2(A),Iac3(A),Status,Error,Temp(degC),cos(phi),fac(Hz),Pac(kW),Qac(kVar),Eac(kWh),Eac Total(kWh),Pdc(kW),InvEfficient(%)


これらのデータが5分毎、過去1ヶ月分あるのでかなり詳細な解析が可能です。
しかし、これらのデータの解析は一般的なお客様がエクセルなどの汎用ツールで行うにはやや手間がかかり過ぎてしまいます。

弊社では、効率的に確認作業を行う為に専用解析ツールを用意して速やかにグラフを作成してデータの確認をする体制を整えております。データ解析だけのご用命はもちろん、発電所の診断、保守管理サービス(O&M)、業務ツール作成の相談など、是非、ご連絡下さい。



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2019年3月31日日曜日

物流拠点の整備に関して

再生可能エネルギーの普及の第一段階として、FITによる太陽光発電の普及促進は相当程度進みました。今後は次の段階として、従来のFITに依存したビジネスモデルから自家消費を中心としたポストFITと呼ばれる需要に対応し、本当の意味で社会に貢献することが我々には求められております。

我々グループでも、ポストFIT対応の一環として、住宅屋根などの小規模案件への対応や既設発電設備のメンテナンス業務の効率化のために、弊社事務所にほど近い群馬県高崎市に物流拠点を設けて対応することになりました。これにより、必要部材の荷受けや在庫の管理が効率化されることが期待できます。その結果、我々グループの物流拠点は群馬県高崎市、群馬県太田市(株式会社RGB)、栃木県那須塩原市(発電所隣接地約1000坪)、福島県白河市となります。今後は、これらの拠点も活かして北関東・東北地域での施工やメンテナンスのサービスの充実にこれまで以上に努めて参ります。

2019年3月9日土曜日

草刈りの予約、メンテナンス、フェンスなども大丈夫でしょうか?

花粉に悩まされる季節になって参りましたが、杉花粉が一段落するころには雑草の成長も本格化して参ります。太陽光発電所の草刈りは一年に2回を推奨しております。一回目の草刈は4~5月をお勧めしておりますので、早めの予約をされると安心です。先ずは、お気軽に電話またはメールでご連絡下さい。

草刈り前
草刈り後 
高刈りをすることで背の低い草の成長を促します。



 価格は低圧1区画 30,000円 〜 80,000円
(パネル設置枚数や同時作業可能な現場の有無による)
 近隣の農地などの問題がない場合は除草剤散布も可能です。

電気や太陽光発電専門業者以外の草刈りによってケーブルの切断やパネルの損壊などの事象が多発しております。切断事故後に弊社などに連絡が来て、改めて修理するという流れになるので余計な費用や売電機会の損失に繋がっています。太陽光発電所の草刈りは是非、専門業者へご依頼下さい。万が一の際にも責任を持って迅速に修理交換を行います。同時に草刈り作業時に設備の目視点検も行います。(本格的な点検は内容により別途料金がかかります。弊社メンテナンスパックにご加入の場合は追加料金は発生致しません。)



平成29年4月1日より太陽光発電所のメンテナンスとフェンスの設置が義務化されております。既存案件に関してもフェンス設置の義務が加わっておりますので注意が必要です。放置すると認定取り消しなどの罰則が適用される恐れもあるので早めの対応が大切です。

特に50kW以下の低圧の発電所ではその点を見落とされる方が多いのでご注意下さい。

メンテナンスに関する相談、フェンス設置のお見積に関しては、いつでもお気軽にご一報下さい。群馬近県(埼玉、栃木、茨城、福島、長野など)が対応エリアです。


株式会社I-S3
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2019年2月27日水曜日

住宅屋根太陽光発電に関して

弊社および弊社グループ会社では、これまでメガソーラーを始め野立の太陽光発電設備の設置に注力して参りましたが、今後は、より本格的に持続可能社会の実現に貢献する為に、ポストFITの主役である住宅太陽光設備を中心とした自家消費需要に応える事業を本格化させることを決定致しました。


住宅太陽光発電設備は個々の規模は小さいですが、住宅自体の件数は非常に多く。本格的な普及を目指す為には、メーカー等との協力のみならず、物流や標準施工法、品質保証体制を共有する施工会社のグループの形成など本格的に準備しなければならない点が多岐に渡ります。弊社では、それらの準備を意識しながら鋭意住宅太陽光発電プロジェクトに取り組んで参ります。詳しくは以下のページをご参照ください。

尚、住宅以外の野立や屋根の太陽光発電に関しても、これまで以上にメンバーを増強しながら進めて参りますので、よろしくお願い致します。

2019年1月28日月曜日

パワコンの選定

FITの買取価格が下がったのもあり、太陽光発電所の建設コストはなるべく低くしなければならないという事情はあります。

しかし、闇雲にコストを下げても発電量が下がったり、他のコストやリスクが増大したら元も子もありません。

例えば、パワコンのコストは大雑把に言うと発電所建設費用の10%ほどです。しかしながら、発電量の100%を担っているのがパワコンという機器でもあります。10年後と言われる一般のパワコンの交換のタイミングを考えると、20年保証の付いている安心感の高い機器を選定した方が運転開始後のシステム維持費用は安く抑えられそうです。

また、不運にも発電所の機器が何らかの故障で停止した場合には、復旧までの対応の速さが重要になります。また、保険会社に補償して貰うにも確かな証拠の蓄積が大切です。高度なモジュール1枚レベルの遠隔監視機能がパワコンとセットで付いてくるとしたらどうでしょう?

住宅の場合には、やはり安全が一番大切です。
一般的に住宅屋根の太陽光発電設備の事故が起こると、家屋の延焼や人の感電などのリスクがあります。大切な家族や家を守る為には、しっかりとした安全機能が付いているパワコンの選択が大切です。SolarEdge(ソーラーエッジ)の場合には、万が一の際には"SafeDC"ということでパネル1枚毎の電圧を1Vまで下げることで様々な災害リスクを最小限にしています。(オプティマイザー使用)

上記の様な観点から、弊社ではここ1年ほど、SolarEdge(ソーラーエッジ)のパワコンを推奨させて頂いております。運転開始後につきましても、パワコン側の非常に詳細な遠隔監視機能を利用して設置させて頂いたお客様にきめ細かいO&Mサービスを提供させて頂いております。
低圧〜高圧の屋外設置でも
住宅の屋根も向きや障害物を気にせず設置できます。
住宅用には設置方法も一工夫!


条件の異なるパネルの出力もそれぞれ最適化して取り出すのでロスが少ないです。



株式会社I-S3
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