2019年4月26日金曜日

過積載の太陽光発電設備って実際どのくらい発電するの?

パネルの過積載が有利だという話はよく聞かれると思います。しかし、実際にどのくらい有利なのか?シミュレーションはあるけど実際にどうなのか?プロでも推進派と懐疑派がいるようだ?どこまでの過積載すべきなのか?プロでも根拠なく勝手に自主規制ラインを設けている人もいたりして興味深いです。

ここでは、実際に運転開始から1年以上経過した設備の実績値を紹介致します。
紹介するのは茨城県笠間市のDC97.2kWの低圧設備です。パワコン・オプティマイザーはソーラーエッジ製です。

期間 :2018/04/01/~2019/03/31
DC  97.2kWp
積載率 :196%
発電量:108904.636kWh
FIT売電換算
  27円:294万円
  24円:263万円
  21円:229万円
  18円:196万円
  14円:152万円

設置場所や日照条件にもよりますが、14円でも比較的稼げるという印象です。
上記と同様の設備を作る場合、概ね300坪くらいの土地があれば大丈夫です。



2019年4月16日火曜日

大型パワコンでも気軽にオプティマイザー

太陽光発電では当然ながら、なるべく影がかからない方が有利です。しかしながら、現実には限られた面積のなかで投資効果が最大になるように設計を行いますので、若干の影の影響は許容するしかありません。
とは言え、パネルのやストリングの一部分が影になると、影になった部分の発電が少なくなるだけではなく、同じMPPTに接続された健全なストリングの足も引っ張ってしまうので、総発電量に意外と大きな影響を与えてしまいます。
最近では、このような影響を少なくする小型パワコンや複数のMPPTを搭載したパワコンを用いることが多くなっています。また、同様のことをオプティマイザーを用いて、よりきめ細かにモジュールレベルで実現しているものもあります。
一方、大型のセントラルインバーターを用いた場合には、イニシャルコストを低く抑えられるという大きなメリットがある一方、多くのストリングがまとめて接続されているので、発電量全体に影の影響がかかってしまうと言う問題があります。
この問題を解決する方法として、オプティマイザーを導入してストリング単位で最適化することが有効ですが、従来のオプティマイザーではパワコンに接続される全てのストリングにオプティマイザーを接続しなければならなかった為に、どうしても投資額が大きくなってしまうという問題がありました。
今回、紹介するPVブースタSシリーズはPCSの設定は不要で、影のかかるストリングのみに設置すれば良いので、従来よりも簡単にオプティマイザーのメリットを享受できます。



https://www.i-s3.com/pvb.html
株式会社I-S3
370-0831 群馬県高崎市あら町129-1 3F
TEL/FAX: 027-381-6583
s_masuda@i-s3.com

2019年4月2日火曜日

データ解析サービス:Huawei(ファーウェイ)製のスマートロガーをお持ちの方

Huawei製のパワコンとスマートロガー(SmartLogger1000等)を併せてお使いの方も多いのではないでしょうか?このスマートロガーは簡易webサーバーの機能を備えており、ロガーをインターネットに接続することで外部から太陽光発電所のデータを簡単に確認することができます。但し、備え付けの機能だけでは見られるデータに限りがあり、保守管理を行う上で必ずしも十分ではないかもしれません。

実は、当該スマートロガーには各PCSの5分毎のストリングデータを始めとした詳細データをダウンロードする機能があり、必要に応じてデータを解析することが可能です。

得られるデータは以下の通りです。(データは約8600行あります。)

Upv1(V),Upv2(V),Upv3(V),Upv4(V),Upv5(V),Upv6(V),Ipv1(A),Ipv2(A),Ipv3(A),Ipv4(A),Ipv5(A),Ipv6(A),Uac1(V),Uac2(V),Uac3(V),Iac1(A),Iac2(A),Iac3(A),Status,Error,Temp(degC),cos(phi),fac(Hz),Pac(kW),Qac(kVar),Eac(kWh),Eac Total(kWh),Pdc(kW),InvEfficient(%)


これらのデータが5分毎、過去1ヶ月分あるのでかなり詳細な解析が可能です。
しかし、これらのデータの解析は一般的なお客様がエクセルなどの汎用ツールで行うにはやや手間がかかり過ぎてしまいます。

弊社では、効率的に確認作業を行う為に専用解析ツールを用意して速やかにグラフを作成してデータの確認をする体制を整えております。データ解析だけのご用命はもちろん、発電所の診断、保守管理サービス(O&M)、業務ツール作成の相談など、是非、ご連絡下さい。



株式会社I-S3
370-0831 群馬県高崎市あら町129-1 3F
TEL/FAX: 027-381-6583
s_masuda@i-s3.com