2015年12月16日水曜日

PVSystによる太陽光発電シミュレーション

太陽光発電所を建設する場合、パネル自体や周辺の樹木や建物などによる影の影響も考慮する必要があります。但し、影の影響を過剰に意識しすぎると限られた敷地内に設置できるパネルの枚数が制限されますので、収益のシミュレーションを行い最適な配置を考えることが大切です。

弊社ではPVSystというシミュレーションソフトを用いて常に最適な設計を提案しております。PVSystでは、それぞれ現場の気象条件、パネルやパワコンの種類に加え、配置、ストリング構成、障害物、系統連系の条件など様々な要因を考慮して信頼性の高い予測をすることができます。

個別の現場の状況により異なりますが、基本的に影の影響をどこまで許容するのかを決めて、面積あたりのパネルの枚数を増やすという考え方が有利です。

弊社ではシミュレーションに加え、これまでに稼働した実際の発電所のデータを参考に日々最適設計をするためのノウハウを蓄積しております。

下の動画は、来年建設予定の群馬県某所の発電所のものです。



2015年12月9日水曜日

群馬県桐生市110.4kW(DC122.4kWp)系統連系

かねてより建設工事が進んでいた群馬県桐生市の110.4kW(DC122.4kWp)の発電所が運用開始し、お客様へ引き渡されました。同発電所の企画・設計は弊社(株式会社I-S3)で行い、施工は群馬県太田市のEPC業者であるSolarBoys株式会社が行いました。太陽光パネルは航天機電のHT60-156P-255を用いTRIO-27.6-TL-OUTD-S2X-400(ABB:27.6kW)を用いています。土地が比較的狭く、近隣の住宅などの影の影響を考慮し、ストリングからの入力を8つのMPPTに分散させることで影の影響を最小化しています。運用開始が12月ということもあり、一年で一番日が短い時期からのスタートになりますが、冬至の後は発電量が徐々に増えていくのでお客様にも喜んで頂けるのではないかと思っております。

発電所のデータはABB社のAuroraVisionにより遠隔監視ができる様になっており、PCやスマートフォンなどで遠隔監視ができます。また、不具合が起こった場合には即座に電気主任技術者、弊社及びSolarBoys株式会社に通知され迅速に対応できる体制になっております。



2015年10月15日木曜日

運転状況:東深仁井田1発電所(福島県白河市)

秋も深まり標高の高い山々では紅葉が綺麗な季節になって参りました。先月末に運転開始した福島県白河市の東深仁井田1発電所(DC51kW, AC39.6kW, FIT32円)は、予測通りの発電量で順調に運転を続けております。買取価格が32円なので、年間160万円程度の売電収益を予想しております。
モニタリング画面はみえるーぷのもの
同じ場所に同様の設備をあと7区画建設予定です。分譲販売も承ります。ご興味の方はお気軽にお問い合わせ下さい。

群馬県高崎市あら町129-1 小池ビル3F
株式会社I-S3
TEL/FAX 027-381-6583
s_masuda@i-s3.com

2015年10月1日木曜日

白河:東深仁井田1発電所 運転開始

平成27年9月30日に福島県白河市東深仁井田の弊社所有地でDC51kWp(AC39.6kW)の低圧太陽光発電所が運転開始致しました。モジュールはSAAE社製のHT60-156P-255(255W)を用い9.9kWのPCSを4台設置する構成になっております。施工は弊社関連会社のSolarBoys株式会社で行いました。

尚、同じ敷地で今後7区画同様の工事を行い発電設備を建設する予定です。買取価格は32円ですが、最適設計と高性能モジュールを組み合わせることで、十分な収益が期待できます。これまでのメガソーラーの経験と調達経路を活かして非常に魅力的な価格での分譲販売も行っておりますので、ご興味の方は随時連絡を下さい。企画、設計から施工とアフターフォローまで一貫してサポートする事ができますので是非、お気軽にお声掛け下さい。
(027-381-6583)


東深仁井田1発電所:
設計:株式会社I-S3
 施工: SolarBoys株式会社(群馬県太田市)

場所が遠隔地(福島県)なのでモニタリングシステムも設置し、不具合の早期発見ができるようになっております。


2015年9月24日木曜日

Solar Boys株式会社

[追記]
コメント欄にもありますが、平成28年6月14日に開催されましたSolar Boys株式会社の株主総会において同社の取締役3名が解任され、コインブラ萬吉氏が同社の唯一の取締役になりました。その後、コインブラ氏は議事録への署名を拒否し、裁判などでも株主総会の決議自体を否定しています。さらには、その状態で会社登記の変更を行わないまま他人名義の会社を運営しています。録音(2分頃から)
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Solar Boys株式会社(代表取締役 コインブラ萬吉)が2015年8月10日に群馬県太田市で設立されました。メンバーの2012年以来の太陽光発電工事の経験や、長年の電気工事の経験に加えて、I-S3のプロジェクト開発やエンジニアリング、営業、資金調達などのノウハウを併せて太陽光発電事業を総合的にサポートできる体制にしました。小規模な案件からMWスケールの大型案件まで、どの段階からでも、様々な立場の方をサポートできる体制になっております。

当面は昨年以前の設備認定案件が多くなりますが、27円以下の案件でも確実に利益が出せるように低価格高性能を追求致します。また、弊社の国内外の強力なネットワークを活かし太陽光発電以外の再生可能エネルギーの導入にも積極的に取り組み、環境保護や恒久的な雇用創出に取り組み地域社会に貢献致します。

また、立地が群馬県太田市ということもあり、地域の日系ブラジル人などの定住外国人を含む若者を積極採用し雇用機会と職業経験を提供致します。

http://www.solarboys.com


2015年7月30日木曜日

系統連系:弥六太陽光発電所

平成27年7月29日、栃木県那須塩原市の弥六太陽光発電所(認定容量496.8kW)の系統連系を行いました。本発電所では、ReneSolaの255Wモジュールを2376枚使用しております。また、パワコンはABBのTRIO-27.6-TL-OUTD-S2X-400(27.6kW)を18台使用しております。それにより隣接の樹木などの影の影響をパワコンと、それぞれのMPPTユニットで切り分けることで、常時最適な条件で発電できるように設計されています。遠隔監視システムも備わっており、お客様がいつでも発電量を確認できることに加え、パワコンやストリングの不具合を遠隔地からでも確認し問題を早期に発見し安定した収益をより確かなものにします。




Commissioning of Yaroku PV Plant (605.88kWp, 496.8kW)

Yaroku PV plant(496.8kW/605.88kWp), a 36 yen FIT project, which is located at Nasu-Shiobara city in Tochigi prefecture. 2376 pieces of ReneSola's 255Wp poly-crystalline modules are combined with 18 small scale inverters with 27.6kW AC output provided by ABB. Inverters and strings as well as daily PV generations are remotely monitored through internet connection. 

The string configuration and grouping of strings to 18 inverters are optimized for shading condition of the site. System design and organization of construction work as well as project development had been done by I-S3 within the range of cosultancy service to the plant owner. As a result of optimized design and efficient construction management, expected IRR including the land acquisition cost will be almost the double of market expectation.



2015年7月10日金曜日

空撮動画:弥六太陽光発電

弥六太陽光発電所の工事も今月末の連系に向けて順調に進んでいます。



2015年7月3日金曜日

建設風景:弥六太陽光発電所

架台設置作業も残り数列になり、完成形が見えてきました。この設備は直流600kWpですが、周囲の木々の影の影響を最小限にとどめる為に、ABB社の18台のPCSを用い、ストリングの組み方も最適化されたものです。ストリングモニタリングも導入されるので、実際の発電のプロファイルも詳しく分析できる予定です。これまでの設備よりもシンプルな作りで施工も容易です。また、地形その他への柔軟な対応も可能なので、狭い土地での高圧案件に今後とも展開させて行こうと思います。

今回はパノラマ写真です。

2015年6月30日火曜日

今さらながら、太陽光発電設備のシミュレーションも承ります。

今さらながらですが、弊社では発電シミュレーションソフトPVSystを用いたシミュレーション及び各種障害物や傾斜地等での太陽光発電システムの設計のサポートを行っております。それぞれのロケーション、地形等により最適なストリング設計、PCSの選択など投資効率の良いシステムの提案を行うことができます。他の業者さんで条件が不利だと言われた案件に関しても、親身になって最適解を提案致します。自分の経験や思い込みだけで語る業者さんも多いので、きちんと数値計算を行って検討して見ることをお勧め致します。

また、設備の設置にあたっては銀行融資などを受ける為の資料作成や交渉のサポートも行っております。計画が進んでいない既存案件に関しても、案件の買取やその他実現の為のサポートも行っております。気軽にご相談頂ければ幸いです。

2015年6月26日金曜日

3Dモデリングソフトを導入しました。

弊社では調達した物品の現場への据え付け等を工事業者さんに依頼する事があります。そう言うときには、仕様書や図面一式を提供した上で、何度も打ち合わせを行い、業者さんの自信たっぷりの「プロだから大丈夫!」と言うのを信用して依頼します。ところが実際には、10割に近い確率でこちらで全てのお膳立てをしないと進まないという状況に陥ります。(それをしないと全く別のものが出来上がり、問題が起こります。)

原因は単純で、殆どの業者さん達には図面や仕様を読み込む時間と集中力/忍耐力(根性)がないからです。(その癖に段取りが8割というのが口癖だったりします。全く同感です。)

厄介なのは、彼らにもプライドがあり、「できるか?」と問われれば必ず「できる。」と答えます。実際に資料一式を渡して期限を決めて設計と施工を依頼しても、大抵の場合には、ギリギリのタイミングで降参して来ます。また、それを見越してこちらで図面を読み込んで彼らにも設計できる様に情報を取捨選択して必要な情報だけを整理して提供すると、必ず「情報が全部ないと検討できない。」という言い訳をしてきます。悩ましい限りです。十分な報酬を払って、全てを責任持ってやって貰うという事も考えられますが、時間も予算も無限ではないので、得策ではありません。自己修練は自己資金で行うべきです。

前置きが長くなりましたが、訓練されていない人に対して、真っ白な紙に絵を描かせる様な事は基本的に依頼すべきではないでしょう。(教育目的の場合は別です。)そうすると依頼する側がある程度レールを敷いて、決まり切った事だけをやってもらった方が確実です。

具体的には、こちらで機器の設置方法、配線の取り回し等を検討し、解りやすい3Dの図面を提供するという事が有効だと思います。そこまでやれば、彼らの現場での経験を活かして設計を吟味したり、施工したりということが容易になるでしょう。スタートラインとレールが明確であれば、実力は発揮しやすいでしょう。その為に弊社では、SketchUPという3Dモデリングソフトを導入しました。使ってみて、非常に直感的で習得しやすい印象を受けました。正直、日々忙しく習得時間は殆ど取れないので簡単というのは非常に有難いです。下の図は先週末に、練習を兼ねて作った太陽光発電所のPCS及び連系盤の基礎図です。






2015年6月23日火曜日

建設風景:弥六太陽光発電所

弊社が企画した栃木県那須塩原市の弥六太陽光発電所(DC600kWp, AC496.8kW)の工事も順調に進んでいます。こちらは7月末には連系の予定です。こちらは、土地の形状を考慮して27.6kWの小型PCSを用いて影の影響を最小限にする構成になっています。


建設風景:木部太陽光発電所 PCS/連系盤設置


系統連系までは、もう少し時間がありますが木部太陽光発電所でもPCSと連系盤の設置が行われました。



木部太陽光発電所に設置されたABBの875kWと630kWのPCS
夜間、暗視カメラによる現場写真(遠隔操作)右から875kWPCS、630kWPCS、変圧器、連系キュービクル




監視カメラからの写真:段差部分が滑らかに繋がっている様子がわかります。

2015年4月4日土曜日

建設風景:木部太陽光発電所

東茨城町の木部太陽光発電所の工事は、写真の様にパネルの設置が概ね完了しました。本件で特徴的な地なりの架台も綺麗にできています。





2015年4月1日水曜日

HABITA CRAFT株式会社(群馬県伊勢崎市)に関して

HABITA CRAFT株式会社(群馬県伊勢崎市:代表取締役 三澤千代治 同社HPより)が受注した栃木県佐野市の太陽光発電案件(1.6MW)の経産省の設備認定の内容の変更に関わる書類作成及び図面の作成の依頼を2月初旬に、経産省の認定規則の変更前に間に合うようにと、同社を代理している方(同社の名刺あり)より急遽依頼されました。急であったこと、依頼した方が本件プロジェクトの受注に於いて中心になって交渉を行っていた経緯を知っていた為、特に同社からの発注手続きを待たずに書類を作成し、規則変更に間に合うように提出の段取りの指南を含め対応致しました。その結果、期日までに発電容量の変更手続きが行われ、買取価格が維持されました。

ところが、その後、同社からの連絡は3月14日の土曜日の午後に、図面に関する問い合わせが来るまで途切れていました。その際に、担当の男性に請求先を確認するように依頼したのですが、現在に至るまで回答が得られておりません。

弊社としては既にサービスの提供は終了していることから、同社宛に請求書を送付致しましたが、何の反応もなかったことから、再三に渡り電話で回答を促しましたが、同社からの電話を含めての連絡は一切ありませんでした。それでも、4月1日に現場を訪問し、そこから電話した際には、何とか同社の担当者の荻原なる人物に連絡が繋がったのですが、その人物の主張は、「弊社に依頼した個人に請求すれば良かろう」というこちらの理解を大きく超えたものでした。どうやら、その後に仲間割れをして弊社に依頼した方が外されたという経緯のようでしたが、弊社には全く関係の無い事です。会社として責任を持って貰いたいです。

同社はまた、発注書がないことを支払い拒否の理由にしていました。それを聞き、二度と同社の急なお願いは受け付けないと心に決めると同時に、お読み頂いた方々にも同社の急なお願いなどはまともに取り合わない事をお勧め致します。

聞くところによると、社長の知名度を武器に下請けには過酷な会社らしく、支払いも月末締めの翌々月払いという取引先泣かせの会社だそうです。弊社としては、これまでの経緯から新規案件を請ける事はないと思いますが、有ったとしてもその様なサブプライプ先は先払い、譲っても即日払い以外はあり得ないと考えています。

因みに、仲間割れをして追い出された方は、仕事を取ってきたにも関わらず、色々難癖をつけられた挙句、報酬を全く貰っていないそうです。この様なケースの場合、後ろに香ばしい話が付いている場合が多いので、オーナー企業の方は気をつけた方が良さそうです。



最近何故かこの記事へのアクセスが続いております。ニュース等で確認したところによると、同社は社名をMISAWA HABITAに変更した後、本年4月には株式市場より上場廃止になったそうです。弊社としては、同社に対しては債権以外には何も言うべきことはないのですが、何かとトラブルの多い会社のようなので、皆様もお気をつけ頂ければと思います。(平成28年10月21日)


追記:代表取締役が変更されたそうです。当該の名前は県庁が公開した情報では以下のリンクの通りになっています。p7参照

群馬県庁公開情報

2015年3月5日木曜日

建設風景:木部太陽光発電所

段差や凹凸のある土地でも杭打ち工法であれば容易に対応が可能で、特別な設計なしに柔軟に対応が可能です。特に、整地により大量の土砂を搬出する工法と比べると総建設コストを大幅に低減することができます。(土砂の運搬費用は造成コストのかなりの部分を占めます。)




2015年1月27日火曜日

ある日の仕事風景(PCの中)

ある日のPCの画面です。坂道の下に木が生えてた場合等、様々な状況に応じた設計を提案しています。

もちろん、PVsyst等GUIの充実した市販ソフトも活用しますが、わざわざモデルを作る煩わしさや、時間の無駄を考えると、単純な問題は解析的に解いた上でコードに落とし込む方が楽です。

2015年1月26日月曜日

飯南長谷太陽光発電所1.8MW(DC1.5MW)連系承諾

島根県飯南町に建設予定の飯南長谷太陽光発電所(真岡ソーラー合同会社)の連系承諾が中国電力より届きました。今後、造成工事、発電所建設工事等を経て今秋に連系予定です。今後、工事の進捗に応じて写真等をアップしていきます。

茨城県茨城町杭打ち作業開始

茨城県茨城町のお客様サイト1.8MW(AC1.505MW)の杭打ち作業が始まりました。今回は段差のある土地に沿って架台を設置します。きっと、見た目にも美しい見栄えになるでしょう。今回も架台の設計、製造、据え付けはRBI Solarさんにお願いしております。

弊社は豊富なメガソーラーの経験とネットワークを活かし、お客様側に立って発電所の企画、調達及び建設のサポートをしております。


2015年1月9日金曜日

Commissioning of Moka-Terabun PV Plant

Moka-Terabun PV plant(1MW), a 42 yen FIT project, which is located in Tochigi prefecture. 
4004 pieces of SAAE 255W poly-crystalline modules are combined with two minus poles grounded ABB's 500kW inverters. Inverters and strings as well as daily PV generations are remotely monitored through internet connection. 

The entire system is designed in a very simple way using single pole mounting rack provided by RBI solar, which enable us to complete all the construction work within 3 months with minimum man-hour. System design and organization of construction work as well as project development had been done by I-S3 with the help of financial investors and the end customer.


晴天の中快調に発電する航天機電(SAAE)の HT-60-156P-255W
本件では4004枚使用










2015年1月4日日曜日

系統連系:真岡寺分太陽光発電所

12月24日に、当初の予定通り真岡寺分太陽光発電所(認定容量1MW)の系統連系を行いました。連系に先立ちまして、SPCからエンドのお客様への権利関係の譲渡を行いました。今後は新しいオーナー様の下、20年間の売電を行う計画になっております。

現在、既に売電は開始しておりますが、システムの試運転、遠隔監視システム(ラプラ・スシステム:ストリングモニタリング含む)や仕上げ工事等を年明けに行う予定になっています。今回設置した監視システムでは、設備に何らかの異常が発生した場合には、速やかに弊社及び電気主任技術者にメールで連絡が行く様になっております。これにより迅速な対応が可能になります。

晴天の中快調に発電する航天機電(SAAE)の HT-60-156P-255W
本件では4004枚使用

地権者や近隣の方々、工事関係者、モジュールメーカー、お客様をお招きして、ささやかではありますが系統連系のお祝いをしました。




以前の真岡寺分太陽光発電所付近の風景(昭和43年当時)