2019年6月11日火曜日

太陽光パネルの北側設置

野立ての太陽光発電所であれば、パネルの設置可能枚数と発電効率を検討して設置角度を自由に決定することができます。ところが屋根の場合には、現実の屋根の傾斜角度に合わせなければりません。また、実際の屋根は全て理想的な南向きだけではなく、北向きも含めて色々な方向を向いていることがあります。

従来の太陽光発電システムでは、同一のパワコン(またはMPPT)に繋がっているストリングの発電状況を揃えてやる必要があり、発電状況が異なると悪い条件のストリングに足を引っ張られて発電量が上がらなくなるという問題がありました。この問題を解決する手段として近年、パネル毎やストリング毎にオプティマイザーという電力をそれぞれの場所で最適化する装置を設置する方法が一般化して来ました。(マルチストリングパワコン含む)

オプティマイザーを用いると個々のパネルやストリングの発電条件の違いを気にしなくても良くなるので、設計の自由度が大きくなります。これにより住宅などでは屋根の北側への設置も検討できる様になります。北側のパネルの発電量は南側よりは少ないですが、他の足を引っ張ることはないので、ある程度の発電が見込めれば設置する方が有利ということになります。






上のグラフは実際に4寸勾配(約20°)の南北屋根にパネルを設置した場合の例です。グラフは週毎の発電量を示しています。冬場には北側のパネルの発電量は南側の半分以下ですが、夏になると南側と遜色ない発電量が得られることがわかります。

今後の住宅太陽光は自家消費が中心になりますので、少しでも多くの発電量を確保する意味でも積極的に屋根の北側も利用して行こうと考えております。



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