太陽光パネルには反射防止コーティングがなされているために、反射光はある程度抑制されます。それでも、一定の割合で反射が起こり、直接見ると眩しいということになります。ただし、反射光の強度は直射日光と比べて遥かに弱いのと、反射方向が時々刻々変化する為に、それだけで室内の温度を大幅に上げるなどということは考えられません。
とは言え「どちら向きに反射するのか?」「近隣の迷惑にならないのか?」ということは非常に気になるところです。下のグラフに具体例として埼玉県付近に傾斜角15°でパネルを設置した場合の反射光の方向を示します。これを見ると、仰角が大きい場合には反射光は天空に逃げるので、パネルが真南を向いている場合には殆ど真西と真東への反射だけが気になるということがわかると思います。
反射光の向きは予め予想できるので、必要に応じて遮蔽物や植栽などで対応することも容易です。キチンとした説明ができない為に意味のない対策を行って問題を拗らせたり、裁判にまでなっても良いことはありません。実害が無い、または容易に回避可能であることを示す事で不要な裁判費用などをかけない様にしたいものです。
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