2017年3月31日金曜日

平成28年度のまとめ

今期も早いもので、もう年度末です。

今年は、株式会社RGBの立ち上げ、O&M事業の立ち上げ、自社発電所(320kW)の本格稼働など大きなイベントも沢山ありました。株式会社RGBのメンバーは設立前の前身会社でも弊社の太陽光発電案件を多く施工してきたメンバーで、今期もメガソーラー案件を始めとする多くの案件で更に経験を積んで高品質な太陽光発電所を自信を持って施工できる様になって参りました。

今期では、茨城県行方市の1600kWや群馬県富岡市の500kWなどが思い出に残る現場になりました。これらの現場では現地の地形にあわせた地なり架台を採用しました。また、限られた設置面積で最大限の発電効率(投資効率)を目指す為に、小型のストリングインバーター案件では上下のストリング分割(とパネル数の最大化)、大型のセントラルインバーター案件では、独自設計の大型大電流接続箱を利用してDC損失を最小限に抑えた低コストと高効率を両立した設計など独自技術の採用も進んだ年でした。セントラルインバーターで採用した配線方式はオプティマイザーなどの設置にも適した形になっておりますので、今後は同様の配線にオプティマイザーを合わせることで、セントラルインバーターのコスト上のメリットを損なわない形でストリングインバーターのメリットである部分最適化ができる様になりました。

また、発電所の建設以外でもシミュレーションの仕事も多い年でした。弊社では、早くからPVSystを利用した本格的シミュレーションを導入しておりますが、今年は不整地での地なり設計の為の3次元シミュレーションの引き合いが多かったのも特徴です。3Dモデリングはシミュレーションとしても有用ですが、完成形を視覚的に捉えられるので、営業ツールとしても優れています。また、障害物を実際に含んだ計算を行うことでその障害物を許容できるかの判断が定量的に行える様になり、お客様との交渉もスムーズになりました。
(定量的に評価すると、許容できる障害物も多いです。)



近年、新型のPCSやオプティマイザーなどで障害物による影の影響を部分的に最適化する技術の導入が進んでいますので、来期にはこれまで以上に効率の良いシステムの提案が進んで行きそうです。

来期は買取価格も下がりますが、それでも設計の工夫により十分に有利な投資条件を達成することが可能です。弊社及び株式会社RGBは少人数の会社ではありますが、独自の設計、自社調達、少人数を活かした効率的な施工ノウハウを最大限に活かしてお客様に満足して頂けるように様々な形で太陽光発電事業をサポートして行きますので、是非、よろしくお願い致します。


株式会社I-S3
370-0831 群馬県高崎市あら町129-1 3F
TEL/FAX: 027-381-6583
s_masuda@i-s3.com

太陽光発電設備の標識とフェンス

平成29年4月1日施行の改正FIT法(及び事業計画策定ガイドライン:資源エネルギー庁)により、発電設備にみだりに事業に関係のない人が設備に近くことのないように適切な措置を講ずることが求められるようになりました。これは50kW未満の低圧設備でも同様です。これにより、平成29年4月1日よりも前に設備認定を取得した案件でも平成29年度中のフェンスの設置が義務付けられたことになります。(屋根や第三者が容易に近づけない公道から離れた私有地内などは省略可能) また、これに併せて、発電所の標識(看板)の設置も義務付けられております。

恐らく、低圧の案件を中心に、フェンスの設置および標識(看板)の設置が済んでいない発電所も多いと思われます。フェンスの設置、標識の設置、または事業計画(の詳細)に関する報告義務は今のところありませんが、既存案件に関しても「みなし認定」ということで「再生可能エネルギー発電事業計画書」という書類の提出が義務付けられており、その中で、「事業計画策定ガイドラインに従って適切に事業を行うこと。」に同意することを求められております。

具体的にフェンスの設置及び標識の取り付けをご検討の際は、お気軽にご連絡下さい。
お客様の要望に合わせて、低価格のフェンスの設置をご案内致します。あわせてO&Mのサービスのご検討もよろしくお願い致します。O&M契約をして頂いたお客様にはフェンス代を割引させて頂きます。

施工例:群馬県某所


株式会社I-S3
370-0831 群馬県高崎市あら町129-1 3F
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2017年3月30日木曜日

建設風景: 群馬県大泉町65kW

屋根置きのDC65kWp(AC44kW:低圧)の設備の建設中の風景です。(群馬県大泉町)
これまで野立てメインでやって来たので、珍しい屋根置きです。
現状、工事は殆ど完了し、4月18日の連系を待つばかりです。

建設中の現場:群馬県東毛地域は日射条件にも恵まれているので、順調な売電が期待されます。
完成イメージ図:地上3階相当の高さへの設置なので、残念ながら通りからは見えません。

2017年3月8日水曜日

遠隔監視システムによる常時監視

太陽光発電の保守管理(O&M)では、遠隔監視システムによる常時監視が非常に重要です。遠隔監視システムを設置することで設備の状況を常時監視することができます。また、何らかの不具合が発生した際には、メールやSMSで瞬時に弊社に通知される為、迅速な対応が可能です。

弊社では遠隔監視駆けつけ対応を重視しております。基本的に設備の運転に影響する不具合は遠隔監視システムで発見し次第、随時対応致します。また、駆けつけ対応の回数は無制限です。定期点検は、設備の総点検という側面もありますが、不具合は随時対応しているので、基本的には定期点検時に運転にただちに影響を与えるような不具合を見つけることは想定しておりません。定期点検の際には、経年劣化などの中長期で影響がでる可能性のある項目を中心に確認致します。

遠隔監視システムで常時監視している場合、不具合が発生すると瞬時にエラーメッセージが弊社に通知されます。弊社では、エラーメッセージの内容や発電出力パターン、または各ストリング毎の出力パターン等を分析することで、多くの場合、現場に駆けつける前に問題の概略を把握することができます。

さらには、PCSのエラーを伴わないような不具合に関しても近隣の発電設備の出力パターンと定期的に比較することで問題の早期発見に勤めております。現在のところ、以下の地域に参照データポイントがあり容易に比較が可能です。今後、O&Mの義務化に伴いデータポイントはさらに増加していく見込みです。

福島県中通り、栃木県県北部、栃木県県南部、茨城県、群馬県東部、群馬県西部

弊社では、これまでに施工してきた、全てのメガソーラーや中小規模の発電設備に遠隔監視システムを設置してきており、そのデータの蓄積から個々の問題に対して迅速かつ適切に対応することができる体制が整っています。また、データや業務管理用の業務用webシステムも自社開発しており、継続的できめ細かなサービスの提供が可能です。


2017年3月6日月曜日

停電後の遠隔手動復帰(低圧分譲案件)

50kWh以下の太陽光発電所では、基本的に停電後にパワコンを自動で復旧させることが認められています。但し、低圧の分譲案件などでは、高圧と同様に手動復帰を連系の条件として電力会社より要求されることがあります。

これに関しては、「合計容量が大きいので」という技術的な理由は理解できます。しかし、「一人のオーナーが多数区画を所有している場合」のみが対象であったりするので、「別々のオーナーの所有」だったり、「区画が互いに隣接していない」場合には対象外だったりして、現実的には不公平かつ実質的な効果にも疑問があるものです。

しかしながら、連系条件を無視しては発電事業ができないわけで、より良い運用を期待しつつも、それぞれの案件の状況に応じた対策を考えていけば良いと思っております。

とは言え、低圧の発電設備を停電の度に再起動しに出向くのは、なかなか大変なことではないでしょうか?高圧設備とは異なり、低圧設備の場合には電気主任技術者もいないので、多くの場合はオーナーがご自身で現場に出向いてパワコンの再起動をする必要があります。遠隔地の場合には絶望的に困難なのではないでしょうか?弊社では、このような状況を改善する方法として遠隔制御によるパワコンの手動復帰をお勧め致します。遠隔制御装置を取り付けることで、電力会社からの連絡を確認するまではPCSの再起動を抑制し、確認後にPCSを手動で再起動させるものです。もしも、ご興味があれば、お気軽に弊社までお問い合わせ下さい。遠隔制御装置の施工と管理も承ります。

2017年3月3日金曜日

O&Mサービス(太陽光発電設備の保守管理)

私たちが提供するO&Mサービスの概要
平成29年(2017年)4月よりのO&M義務化に向けて、株式会社I-S3及び株式会社RGBでもO&Mサービスの提供を開始しております。 豊富なメガソーラーの経験を活かし、ハイレベルなサービスをお手頃な価格で提供します。太陽光発電からの収益を確実に守るために是非、ご検討をお願い致します。詳細はこちら

常時監視 駆け付け対応 定期点検
遠隔監視システムを利用し常時監視を行います。パワコンなどのエラーが発生すると、その情報は瞬時に弊社に共有されます。それにより、駆け付け前に修理対応の見通しを付けます。また、長期間に渡りデータを監視することでシステムの状態を確実に把握します。(既設設備への遠隔監視システムの設置も行います。) 監視システムからの通知やデータを分析し、必要な部品や工具を持参し問題解決に努めます。大掛かりな修理や交換が必要な場合も迅速に修理を進めます。(修理費用は別途見積、ただし、軽微な修理を除く。:保険対応可能) 年次の定期点検でDC部分を中心にシステム全体の点検を行います。その際には、目視点検に加え、必要に応じてI-V特性の確認や赤外カメラによる確認を行います。この定期点検時と、毎年のパフォーマンスレポートを提出致します。(レポートは年2回)
O&M契約は検討中でも設備の点検や修理だけでも承ります。先ずは、お気軽にお問い合わせ下さい。
増設やシステムの最適化の提案も随時行っております。
サービスエリアは関東近県の以下の地域です。
群馬県埼玉県栃木県茨城県福島県長野県東京都千葉県神奈川県 但し、O&Mサービス(提携先紹介を含む)や遠隔監視装置の設置などのご相談は全国どこでも対応致します。低圧からメガソーラーまで何でも対応致します。パンフレット

株式会社I-S3
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