2017年3月6日月曜日

停電後の遠隔手動復帰(低圧分譲案件)

50kWh以下の太陽光発電所では、基本的に停電後にパワコンを自動で復旧させることが認められています。但し、低圧の分譲案件などでは、高圧と同様に手動復帰を連系の条件として電力会社より要求されることがあります。

これに関しては、「合計容量が大きいので」という技術的な理由は理解できます。しかし、「一人のオーナーが多数区画を所有している場合」のみが対象であったりするので、「別々のオーナーの所有」だったり、「区画が互いに隣接していない」場合には対象外だったりして、現実的には不公平かつ実質的な効果にも疑問があるものです。

しかしながら、連系条件を無視しては発電事業ができないわけで、より良い運用を期待しつつも、それぞれの案件の状況に応じた対策を考えていけば良いと思っております。

とは言え、低圧の発電設備を停電の度に再起動しに出向くのは、なかなか大変なことではないでしょうか?高圧設備とは異なり、低圧設備の場合には電気主任技術者もいないので、多くの場合はオーナーがご自身で現場に出向いてパワコンの再起動をする必要があります。遠隔地の場合には絶望的に困難なのではないでしょうか?弊社では、このような状況を改善する方法として遠隔制御によるパワコンの手動復帰をお勧め致します。遠隔制御装置を取り付けることで、電力会社からの連絡を確認するまではPCSの再起動を抑制し、確認後にPCSを手動で再起動させるものです。もしも、ご興味があれば、お気軽に弊社までお問い合わせ下さい。遠隔制御装置の施工と管理も承ります。

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