この問題を解決する方法の大本命は蓄電池の利用なのは言うまでもありませんが、弊社では、捨ててしまうピークカット電力をその場で生産的に消費してしまうのも一つの解だと考えております。その様な消費のモデルケースとして、今回は仮想通貨のマイニングを取り上げ、その為の電源管理システムを開発しました。
仮想通貨のマイニングをピークカット電力の利用のモデルケースとして選んだ理由は、マイニングが基本的にインターネットに接続されたコンピューターがあれば完結する事業だからです。多くの場合、太陽光発電所は事業者の事務所や居住地から離れたところにあるので、この点は重要です。(逆に発電所が近くにあれば利用のオプションが飛躍的に増えます。)
今回は、太陽光発電所で仮想通貨のマイニングを行なう為に以下のことを実現しました。
- インターネットを用いた遠隔操作(プログラムの更新を含む)
- 発電出力と同期した電源の切り替え(太陽光ピークカット ↔ 系統電力)
- 将来的なセンサーの追加や制御機器の増加にも容易に対応できる柔軟性
- 電源管理システムとマイニングを行なうコンピューターは別々なので、マイニングには任意の機器を使用できます。
現地でのシステムの動作確認の様子。マイニングの進捗がリモート接続したパソコンに表示されています。 |
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お陰様で試作機は順調な運転を続けております。今後は設計を大きく変更する事なく、個別の太陽光発電設備に対応して行くのが課題です。
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