2020年5月16日土曜日

太陽光発電所の点検に関して

太陽光発電設備は比較的手のかからない設備ではありますが、確実に収益を得るためには定期的な点検とメンテナンスが必要です。また、発電設備が突然の事故や故障で停止することもあるので、インターネットを利用した遠隔監視も必須と言って過言ではありません。

ただし、点検やメンテナンス、遠隔監視を導入していたからと言って完璧であるとは言い切れないのもまた事実です。これらの業務も人がやることなので仕事のクオリティーの違いも当然出てきます。

先日、知人に依頼されて調査に行った中国地方の高圧設備では定期点検では異常なしだったにも関わらず、実際には期待される出力の60%程度しか出せない状況でした。そして、それらの原因は以下の様なものでした。

  • 点検時に接続箱のスイッチの入れ忘れ (スイッチ入れ直し)
  • 設計ミスによりPCSのDC入力フューズの溶断 (フューズ交換)
  • ストリング監視ユニットのDC電源故障による故障の発見遅れ (部品交換)

溶断したフューズ:実は2倍の容量のものが必要だった。(設計ミス)
通常であれば、この様な問題点は簡単に発見できるのですが、手順通りに点検するだけの作業員であれば、このすべてを見落とす可能性もあるのでしょう。特に、技術面に自信のない経験不足の会社や担当者であれば起こりやすいでしょう。弊社の場合は、経験豊富なスタッフが現場の機器だけではなく、予想発電量や監視データを元に徹底的に分析をして問題を解決するので安心です。

それぞれのお客様には、設置をされた業者や地元のO&M業者などとの付き合いもあるのでしょうが、どうも発電量が少なくて釈然としない場合には弊社に相談するという流れがあるようです。もちろん新規のお客様も大歓迎ですので、いつでもご連絡を頂ければと思います。


株式会社I-S3
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