2025年3月31日月曜日

リパワリングを検討すべき新たな理由 3G回線

​​2026年3月末に予定されている3G回線のサービス終了に伴い、太陽光発電設備の遠隔監視や出力制御に影響が及ぶことが懸念されています。(遠隔監視装置、通信ゲートウェイボックスなど)特に、独自のネットワークを使用しているシステムでは、メーカー指定の機器への交換が必要となるケースが増えています。

3G回線終了の影響と対策

3G回線を利用した遠隔監視装置は、サービス終了後に通信が不能となり、発電状況の監視や異常検知が行えなくなります。これにより、出力制御の指令を受け取れず、最悪の場合、事業認定の取り消しリスクも考えられます。そのため、4G回線への切り替えが不可欠です。

メーカー選定の課題

しかし、これらの機器を提供するメーカーの中には、国内市場に限定された小規模な企業も存在し、将来的な事業継続性や部品供給に不安を抱えるケースもあります。そのため、安定したサポートと供給体制を持つメーカーの選定が重要です。

リパワリングの推奨

このような状況を踏まえ、最新型のパワーコンディショナー(パワコン)への交換、いわゆる「リパワリング」を検討することが望ましいと考えられます。リパワリングには以下のメリットがあります。

  • 発電量と売電収入の増加:​新しいパワコンは変換効率が向上しており、発電量の改善が期待できます。

  • メンテナンスコストの低減:​最新機器への更新により、故障リスクが減少し、維持管理費用の削減につながります。

  • 長期間の安定稼働:​新しいパワコンへの交換で、保証切れのリスクを回避し、安定した運用が可能となります。

さらに、旧来型からよりデータ運用にフォーカスした現代的なパワコンへの変更により、問題点の把握を迅速化しながらメンテナンスコストを低減することも可能です。


予想されていたパワコン交換費用と同等の費用でリパワリングは可能

元々太陽光発電のパワコンは消耗品であることは知られていた訳ですが、そのため、多くの人は10年程度を目処にパワコンの交換ができるように積立などを行っていたはずです。実は、より信頼性の高いパワコンへの変更、すなわちリパワリングはパワコンの交換費用とほぼ同等の費用で行うことができます。その上で事業リスクも減って発電効率も改善しますので、是非積極的に検討して下さい。弊社、株式会社I-S3でもお客様毎に最適なリパワリングの提案を行っております。近隣の方はもちろん、遠方の方でもご遠慮なくお声がけ下さい。​

まとめ

3G回線の終了に伴う機器の更新は避けられない課題ですが、これを機にリパワリングを行うことで、太陽光発電設備の効率化と安定性を高めることができます。信頼性の高いメーカーの機器を選定し、将来にわたる安心・安全な運用を目指しましょう。


具体的なリパワリングの相談は是非、弊社I-S3まで!